高齢出産を選んだ芸能人の実例と芸能人の高齢出産が増える背景

近年、芸能人の高齢出産が注目を浴びています。35歳以上での出産を「高齢出産」と呼びますが、これを選択する女性が増えてきました。芸能人をはじめ、社会的に影響力のある人々が自らの妊娠・出産の事例を公にすることは、一般の女性にも大きな影響を与えています。

特に、芸能人の場合は、一般女性と異なり、メディアに登場する機会が多いため、高齢出産に対する不安や誤解を解くための重要な役割を担っています。

今回は妊活の教科書より、芸能人の高齢出産をテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください。

目次

芸能人の高齢出産が増える背景

芸能界でも高齢出産を選んだ女性たちが増えており、その理由は様々です。キャリアを積むためや、理想的なパートナーと出会ったタイミングで妊娠を決意する女性が多くなっています。また、医療技術の進歩により、高齢出産でも健康な子どもを出産できる確率が増えたことも大きな要因となっています。

彼女たちの出産の報告は、多くの女性に勇気を与えると同時に、高齢出産に対する理解を深める一助となっています。

高齢出産を選んだ芸能人の実例

続いて、高齢出産を選んだ芸能人の実例を見ていきましょう。

46歳での高齢出産:滝川クリステルさん

滝川クリステルさんは2023年、46歳11月20日に第2子となる女の子を無事に出産したことを公表しました。滝川さんは自身のインスタグラムで、「高齢出産ということもあり、妊娠の喜びと同時に不安も大きかった」と心境を綴りながら、「4年ぶりに新生児を腕に抱く幸福感は想像以上だった」と感動を伝えています。

滝川さんは2019年8月に自民党の小泉進次郎衆院議員との結婚を発表し、2020年1月に第一子となる男の子を出産。現在、滝川さんは家族4人と愛犬アリスとともに、新たな子育ての日々を楽しみにしているとのことです。

46歳での高齢出産:だいたひかるさん

お笑いタレントのだいたひかるさん(47)は、2023年1月に第一子となる男の子を出産しました。46歳での高齢出産となった彼女は、自身のブログで「高齢出産は親のエゴ」とする意見に対し、自分の考えをつづりました。

だいたさんは「何歳で産もうが、人の命がいつ終わるのかは誰にも分からない。だからこそ、子供に負担をかけないよう貯金をしっかりしていくつもり」といったコメント。また、「46歳で出産するとは思っていなかったが、授かった子供に残りの時間を全力で捧げ、楽しんでもらう予定」と愛息への思いを語りました。

だいたさんは2013年にアートディレクターの小泉貴之氏と再婚。2014年から不妊治療を開始しましたが、2016年に乳がんが発覚し治療を中断。その後、2019年に乳がんの再発を公表しながらも、2022年9月に乳がん治療を中断して不妊治療を再開。同年5月に受精卵の移植を行い、妊娠・出産に至りました。

43歳での高齢出産:加藤貴子さん

女優の加藤貴子さんは、不妊治療と3度の流産を経て、44歳で第一子、46歳で第二子を出産しました。現在は、実母・義母との3世代同居を開始し、家族で支え合いながら子育てをしています。

46歳での高齢出産:杉山愛さん

杉山愛さんは40歳で第一子を、46歳で第二子を出産した高齢出産の事例として知られています。妊娠前は3年間の不妊治療を経て、40歳での出産を迎え、さらに46歳で自然妊娠により2人目を授かりました。

妊娠中はつわりがひどく、体調管理に気を使った杉山さんですが、夫の支えが大きかったといいます。夫は「つわりメーター」のアイデアを提案し、体調を数値化して管理。数値が2〜3くらいなら、気分転換を兼ねて外出したり、7以上なら家で横になってゆっくり休むなど、数値のレベルに合わせて行動を決めていたそうです。

高齢出産においては体調面での配慮やパートナーとの協力が重要であることを実感させる事例です。

高齢出産で注意すべきポイントについて

高齢出産を考える女性たちにとって、妊娠におけるリスクや不安は少なくありません。特に、妊娠初期の段階では流産や染色体異常のリスクが高まることが知られており、妊娠安定期に入るまでは慎重な管理が求められます。

妊娠初期のリスク

高齢出産では、妊娠初期におけるリスクが増加します。妊娠初期には、流産や早産、妊娠高血圧症候群などのリスクが高まりやすいことが医学的に知られています。特に高齢出産では、卵子の質が低下するため、着床がうまくいかないことや流産のリスクが高くなることがあります。そのため、妊娠初期における健康管理が非常に重要です。

まとめ:高齢出産を選んだ芸能人の実例と芸能人の高齢出産が増える背景

いかがでしたか?今回の内容としては、

  • 芸能人は、自身の高齢出産を公にし、社会的な影響を与えている
  • 高齢出産をした芸能人として滝川クリステルさんやだいたひかるさんなどが挙げられる
  • 高齢出産を考える女性たちにとって、妊娠におけるリスクや不安は少なくない

以上の点が重要なポイントでした。高齢出産を選ぶ芸能人の影響を受け、一般の女性たちも自分のタイミングで出産を決めるケースが増えています。しかし、高齢出産にはリスクが伴うため、事前にしっかりと準備し、医師と連携して妊娠を進めることが大切です。

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この記事の監修

成川希のアバター 成川希 産科婦人科専門医、女性ヘルスケア専門医、日本抗加齢医学会専門医、産業医

岐阜県生まれ。岐阜大学医学部を卒業後、同大学産婦人科に入局し岐阜県内の病院で勤務。AUCM(米国補完医療大学)、インド国立グジャラートアーユルヴェーダ大学病院、JIVAアーユルヴェーダクリニックなどでアーユルヴェーダの研修と実践を重ねる。
2016年から東京に拠点を移し、都内婦人科で臨床医として現場に立つ一方、2022年9月よりアーユルヴェーダの観点からの診察・施術を行うAyurvedaUniverse(アーユルヴェーダユニバース)代表。
産科婦人科専門医、女性ヘルスケア専門医、日本抗加齢医学会専門医、産業医

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