「妊娠中のつわりはいつからいつまで続くのだろう…」このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
妊娠が分かると、楽しみな気持ちと同時に不安を感じることも多いものです。特に、多くの妊婦が経験する「つわり」は、いつから始まり、どのような症状が出るのか気になる人も多いでしょう。
つわりの時期や症状は個人差がありますが、一般的な傾向を知っておくことで、対策を考えることができます。今回は妊活の教科書より、妊娠初期のつわり(悪阻)はいつから始まるのか?という点をテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください。
つわりはいつから始まるのか?
つわりが始まる時期は個人差がありますが、多くの妊婦が妊娠5週目から6週目ごろに症状を感じ始めます。これは、妊娠検査薬で陽性反応が出る時期とほぼ同じタイミングです。
妊娠すると、体内で「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンの分泌が急激に増加します。このhCGの影響が大きいと考えられており、その変化に体が適応する過程でつわりが発生するとされています。ただし、中には妊娠4週目頃から症状を感じる人もいれば、妊娠8週目ごろまで何も感じない人もいます。また、まれに、妊娠してもほとんどつわりを経験しない人もいます。
つわりのピークと終わる時期
つわりの症状は、妊娠8週目から10週目ごろにピークを迎えることが多く、この時期は、吐き気や食欲不振が強くなることがあります。
その後、妊娠12週目から16週目ごろになると、hCGの分泌が落ち着き、つわりの症状も自然と軽減していくことが一般的です。多くの妊婦が妊娠16週目ごろにはつわりがなくなると感じますが、個人差があり、妊娠後期まで続く人もいます。
つわりの主な症状
つわりの症状は人によって異なりますが、代表的なものとして以下のようなものがあります。
吐き気・嘔吐
つわりの最も一般的な症状として、吐き気や嘔吐が挙げられます。また、朝起きた直後に強く感じることも多く、英語ではmorning sicknessと表現されています。
食欲不振・味覚の変化
食べ物の匂いや味に敏感になり、今まで好きだった食べ物が食べられなくなることがあります。また、逆に特定の食べ物を無性に食べたくなることもあります。
疲労感・眠気
妊娠初期はホルモンバランスの変化によって、極度の疲労や強い眠気を感じることがあります。
よだれの増加
つわりの一環として、口の中に唾液がたまりやすくなり、不快感を覚えることがあります。
つわりの対策と乗り越え方
つわりを完全に防ぐことはできませんが、症状を和らげるための工夫はいくつかあります。
食事の工夫
一度にたくさん食べるのではなく、少量ずつこまめに食べることで、吐き気を軽減できることがあります。また、冷たい食べ物や飲み物の方が匂いが気になりにくく、食べやすい場合もあります。
水分補給をこまめにする
つわりがひどく食事がとれない場合でも、水分はできるだけ摂取するようにしましょう。特に、脱水症状を防ぐために、スポーツドリンクや経口補水液を活用するのも一つの方法です。 <h3>リラックスする時間を作る</h3>
ストレスや疲労がつわりを悪化させることがあります。無理をせず、休息をしっかり取ることが大切です。音楽を活用してリラックスする時間を持つのも良いでしょう。
病院に相談する
つわりが重症化し、水も飲めない、体重が大幅に減少するなどの症状がある場合は「妊娠悪阻(にんしんおそ)」と呼ばれる状態になっている可能性があります。無理をせず、医師に相談しましょう。
まとめ:妊娠初期のつわり(悪阻)はいつから始まる?ピークは?
いかがでしたか?今回の内容としては、
- つわりは妊娠5週目から6週目ごろに始まることが多い
- 妊娠8週目から10週目にピークを迎え、妊娠16週目ごろに落ち着くことが一般的
- 代表的な症状は吐き気、食欲不振、疲労感、よだれの増加など
- 食事の工夫や水分補給、リラックスする時間を作ることで症状を軽減できる
- つわりがひどい場合は病院に相談し、必要に応じて治療を受けることが大切
以上の点が重要なポイントでした。いつからつわりが起こるのか…と心配になられる方も多く、妊娠初期のつわりはつらいものですが、多くの場合は一時的なものです。自分に合った対策を見つけ、無理をせず過ごすことが重要です。必要に応じて周囲のサポートを受けながら、安心して妊娠期間を乗り越えていきましょう。